原美術館 加藤泉 – LIKE A ROLLING SNOWBALL 展へ
原美術館 加藤泉 – LIKE A ROLLING SNOWBALL 展
原美術館 2019 年 8 ⽉ 10 ⽇[⼟]- 2020 年 1 ⽉ 13 ⽇[⽉・祝]
プリミティヴと表現すべきか、不思議な魅力を持つ展覧会でした。
作者の加藤泉さんは、もともと油彩画を中心に制作され、2000年代からは彫刻等の立体作品も手掛けられるようになったようです。
その作風は、見る人次第ではありますが、原始的というか、プリミティヴというか、独特な描かれ方をした胎児のような人物が繰り返し登場します。
恐らく実際に見ていただいた方が理解が早いかと思います。
ちなみに、作家さんのHPです。
今回原美術館に展覧されている作品は、最新の作品が中心だそうです。
一方、姉妹館のハラミュージアムアークには、創作の遍歴が分かる、初期から現代にかけての作品が展示されているそうです。
作家さんの今日の創作の背景を探るには、両方を見た方がいいのでしょう。
昨日は、ラッキーなことにギャラリートークが開催されていました。
余談ですが、原美術館、来年の12月には閉館し、群馬県のハラミュージアムアークに一体化されるそうです。
残念ではありますが、時の流れでしょう。
主な理由は、施設の老朽化とのこと。
確かに建物の外観は歴史を忍ばせる趣きですが、中は(当たり前ですが)とても綺麗
湾曲した廊下や部屋の設計はそれほど広大ではないのに奥行きを感じさせられる空間を醸し出しており、作品と建築とが共鳴しあって1つの空間を作っているような錯覚に陥らせてくれます。
最後に、作家の言葉
この作品の顔立ちに込められた思いは一体どのようなものなのか。
彼等に感情があるとしたら、何を想い、何を見ているのだろうか。
原美術館HP
http://www.haramuseum.or.jp/jp/hara/
ハラミュージアムアーク
http://www.haramuseum.or.jp/jp/arc/
展覧会ページ
http://www.haramuseum.or.jp/jp/hara/exhibition/701/